ブラックコスチュームの変遷

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オリジナルの赤×青コスチュームに代わって一時期登場していた、シャープなイメージで好評だったブラックコスチューム。ご存知のようにブラックコスチュームには「寄生生物」と、「手製」の物があります。今回はそのブラックコスチュームの変遷を、メインレギュラー誌である『Amazing Spaider-Man』を基本に辿ってみることにします。



シムバイオート・エイリアン・コスチューム期
Amazing Spider-Man #252 (1984年03月号)
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Amazing Spider-Man #258 (1984年11月号)


『Amazing Spider-Man #252』でスパイダーマンは突然ブラックコスチュームで登場【画像A】。
実はこのコスチュームはシークレットウォーズ時に手に入れた寄生生物であった。
当初ピーターは無限に出るウェブと意のままに装着できるこのコスチュームは自分のスパイダー能力が向上した結果だと勘違いしていた。
やがて、ブラックコスチュームが寄生生物と知ったピーターはファンタスティックフォーの協力を得て、捨て去ることに成功する(『Amazing Spider-Man #258』より【画像B】)。


赤×青コスチューム期
Amazing Spider-Man #259 (1984年12月号)
          ↓
Amazing Spider-Man #262 (1985年03月号)


寄生生物を捨て去ったスパイダーマンは、暫くの間、元の赤×青コスチュームで活躍する。


<Spectacular Spider-Man #99 (1985年02月号)>
ところが『Spectacular Spider-Man #99』で、ピーターはブラックキャットから、
「ブラックコスチュームの方が赤×青よりもセクシー」
と、彼女お手製のブラックコスチュームをプレゼントされる【画像C】。


手製ブラックコスチューム期
Amazing Spider-Man #263 (1985年04月号)
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Amazing Spider-Man #300 (1988年03月号)


ピーターは『Amazing Spider-Man #263』で、ブラックキャットからプレゼントされたブラックコスチュームを初めて着用。
そして、後に自分でもブラックコスチュームを自作し、ブラックコスチュームと赤×青コスチュームを併用して活躍するようになる。
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やがて『Amazing Spider-Man #299』 でかつての寄生生物がエドワード・ブロックと合体しベノムとなりMJを襲う。
MJはピーターのブラックコスチューム姿を見ると脳裏にベノムの恐ろしい姿が浮かぶ為、コスチュームを捨ててほしと懇願し、ピーターもそれを受け入れ、『Amazing Spider-Man #300』でブラックコスチュームと決別した【画像D】。



ブラックコスチュームが登場した1984年当時は、マーベルの代表的なヒーロー達のコスチュームチェンジが積極的に行われた時期で、キャップ、アイアンマン、ソーなども同時期にチェンジしています。しかしスパイディ以外はことごとく不評で、すぐに元の姿に戻ってしまいました。(「マーヴルクロス#10」参照)

こうやって調べていくとエイリアンコスチュームで活躍したのは、コミックではわずか9ヶ月間と意外と短かったことに気付きます。それに比べて手製のブラックコスチュームでの活動期間は36ヶ月(ちょうど3年)と圧倒的に期間が長いです。この期間の長さこそがブラックコスチュームが好評で、いかに読者に受け入れられていたかを物語っているような気がします(=ブラックコスが不評であれば、手製のブラックコスの話は持ち上がらなかったはず)。
そして好評のブラックコスは消滅せずにスパイダーマンからベノムに継承されていきます。
ちなみに、『Amazing Spider-Man』誌上において、ブラックコスチュームスパイディとベノムの戦いが見られるのは「#300」 のみです。丁度この号は「マーヴルクロス#10」に収録されているのでご覧になった方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。


さてブラックコスチュームの登場以来、そして現在もブラックコスチュームのフィギュアは出続けていますが、エイリアンコスチュームにこだわったフィギュアにはなかなかお目にかかれません。
例えば、2001年のクラシックスはエイリアンコスチュームと銘打っていますが、ウェブを出す手の形がオリジナルの赤×青とまったく同じになってしまっています。
やはりエイリアンコスチュームの最大の特徴は、ウェブシューターを使わず、コスチューム(手の甲の部分)から糸を出すことであり、だとすれば手の形は、こうでなくてはいけません。




昨今のTOYBIZのフィギュア製作に掛ける姿勢から見れば、いずれこのあたりにもこだわったフィギュアが出るのではないかと思います。

さらに、もうすぐ発売されるメディコムのRAHコミック版スパイダーマン封入券で購入するブラックコスチュームは、はたしてこのあたりにはこだわっているのでしょうか? 興味が持たれます。





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