MEGO 12インチ

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12インチMEGO(※)は8インチと比べてコレクターズアイテムとしての魅力は残念ながらあまり高くはありません。以前「マーベル・アクション・フィギュアの変遷②」でも触れましたが、8インチのマーベルキャラは14キャラも発売されているのに対し、12インチはわずか3キャラしか発売されていないということからも一目瞭然です。
(※)12インチは通称であって実際には12インチ1/2(約32センチ)あります。パッケージにも12インチ1/2の表記あり。

しかしスパイダーマンは人気キャラだけに年代によってパッケージを変えたり、付属機能を追加したりと様々な形で商品化されています。発売順にご紹介したいと思います。





       【Amazing Spider-Man BOXtype】(1977年)
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12インチは当初本国アメリカではなくカナダ出荷という形で販売されました。パッケージに英語+フランス語の2カ国表記があるのはそのためです。、8インチと同じく「World's Greatest Superheroes」(以下「WGS」と表記)というブランドを冠します。
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       【Amazing Spider-Man CARDtype】(1977年)
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12インチはボックスタイプでの発売がメインでしたので、カードタイプは比較的生産数は少ないです。生産年度は上記ボックスタイプと同じ1977年ですが、こちらの方が後発のようです。胸にはスパイダーウェブが付いています。パッケージ両面に描かれている躍動感あるイラストがとっても素敵です!





 【Amazing Spider-Man with Fly Away Action】(1979年)
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1978年、MEGO社に衝撃を与えるある出来事が起こります。
ライバル会社であるレムコトイズ社がマーベルからライセンスを取り「Energized Spider-Man」(※1)なるクライミング機能付きの玩具を販売したのです。
(※1)本サイト「お人形」参照
そこでMEGO社は対抗策として、以前「WGS」にこの12インチのラインを導入したように、またも新たなビジネスが必要となりました。その結果、「Fly Away Action」(※2)というギミックを開発し、取りあえずは既存の製品にそのまま付けて販売しました。ようするにフィギュアには手を加えずに装着できるギミックで、パッケージも「Fly Away Action」のシールを貼っただけ。
新たにパッケージを作って販売しなかったのは、それだけ切羽詰っていたからなのでしょうか?
(※2)本サイト「MEGO」参照





【Web Spinning Spider-Man with Fly Away Action】(1979年)
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間もなく上記「Fly Away Action」を組み入れた新商品がパッケージも新たに発売されました。さらに腕には「Web Spinning 」という機能も追加されました。今思うとまったく必要のない機能という気がしないでもないですが、当時は他社との競合で何らかの付加価値を付ける必要性があったのかもしれませんね。
なおこの商品は「WGS」ブランドとは無関係に生産されました。(当然「WGS」のロゴも入っていません)





■補記■ 
その後MEGOは手先と足先に磁石をはめ込んだ「Magneticシリーズ」も販売しましたが、バットマンとロビンのみでスパイダーマンは発売寸前でキャンセルとなりました。
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          『Tomart's Action Figure Digest #137』より


玩具に色々なギミックを付けることに否定はしませんが、個人的にはMEGOの人形にはギミックはいらなかったのではと思います。MEGOがMEGOらしいのは、“子供たちが単純に遊びたおせるシンプルな玩具づくり” なのだから。




東映スパイダーマン

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